マガマガ博覧会

マガマガしいもの紹介

第4回 ニャルラトホテプ(闇に吠える者)

 みなさんご存知、ニャルラトホテプです。


 這いよれニャル子さんで広く一般に知られるようになった、あのニャルラトホテプです。
 クトゥルー神話と呼ばれるシリーズ小説を作り出した、アメリカのH.P.ラブクラフトの作品に登場する邪神のニャルラトホテプです。
 ラブクラフト作品では、「ニャルラトホテプ」、「未知なるカダスを夢に求めて」などに登場し、その後他の作家の作品にも登場しています。
 ニャルラトホテプは様々な姿があるのですが、説明すると長くなるので、省きます。
 中でもみんなが大好きな姿が、A・ダーレスの「闇に棲みつく者」に登場した、闇に吠える者と呼ばれるものであり、これが一般的な姿かなと思います。



 サンディー・ピーターセンによる一般的な姿。


 80年代にメタルフィギアで立体化されています。

向かって右がグレナディア社で左がRAFM社からリリースされたものです。




 最近はボードゲームクトゥルフウォーズで立体化されました。

バランス良く、カッコいいデザインです。



 ニャルラトホテプはこれまで様々なジャンルで描かれ、アレンジされています。面白いところでは、クトゥルフ神話を描いた漫画、矢野健太郎さんのリ・バース(コミックノーラ)で、二人のニャルラトホテプ同士が戦うというシーンがありました。



 食玩のオマケでも登場。

 ネクロスの要塞に登場したニャルラトホテプ。特徴をとらえながらも、人間に近い姿になっています。


 ゲームでは、ネクロマンサー、真・女神転生などに登場していますが、闇に吠える者として一番のデザインは、ペルソナ2罰だと思います。

ペルソナ2罰のニャルラトホテプ。特徴をとらえ、洗練されています。



 さらに、携帯ゲーム、パズドラのニャル。

足が4本になり、動物的なデザインでステキです。



 クトゥルフ神話TRPG怪物図鑑では、よりモンスター的にデザインされています。



 しかし、以前、ソタトイズから発売されたニャルラトホテプはスバラシイ!

 クトゥルーに通じるタコのイメージを見事にニャルラトホテプのデザインにつなげています。



 そしてポールコモダ氏による独特のデザインでゲッコーから発売されたのがコチラ。

まさにSAN値が下がります。


烏珠の闇夜も響むマガマガさ
 

参照
クトゥルフモンスターガイド」1989年 ホビージャパン
クトゥルフ神話TRPG クトゥルフ神話怪物図鑑」2016年 (株)KADOKAWA
金子一馬画集Ⅷ」2019年 (株)新紀元社