みなさんご存知、ニャルラトホテプです。
這いよれニャル子さんで広く一般に知られるようになった、あのニャルラトホテプです。
クトゥルー神話と呼ばれるシリーズ小説を作り出した、アメリカのH.P.ラブクラフトの作品に登場する邪神のニャルラトホテプです。
ラブクラフト作品では、「ニャルラトホテプ」、「未知なるカダスを夢に求めて」などに登場し、その後他の作家の作品にも登場しています。
ニャルラトホテプは様々な姿があるのですが、説明すると長くなるので、省きます。
中でもみんなが大好きな姿が、A・ダーレスの「闇に棲みつく者」に登場した、闇に吠える者と呼ばれるものであり、これが一般的な姿かなと思います。
サンディー・ピーターセンによる一般的な姿。
80年代にメタルフィギアで立体化されています。
向かって右がグレナディア社で左がRAFM社からリリースされたものです。
最近はボードゲーム、クトゥルフウォーズで立体化されました。
バランス良く、カッコいいデザインです。
ニャルラトホテプはこれまで様々なジャンルで描かれ、アレンジされています。面白いところでは、クトゥルフ神話を描いた漫画、矢野健太郎さんのリ・バース(コミックノーラ)で、二人のニャルラトホテプ同士が戦うというシーンがありました。
食玩のオマケでも登場。
ネクロスの要塞に登場したニャルラトホテプ。特徴をとらえながらも、人間に近い姿になっています。
ゲームでは、ネクロマンサー、真・女神転生などに登場していますが、闇に吠える者として一番のデザインは、ペルソナ2罰だと思います。
ペルソナ2罰のニャルラトホテプ。特徴をとらえ、洗練されています。
さらに、携帯ゲーム、パズドラのニャル。
足が4本になり、動物的なデザインでステキです。
クトゥルフ神話TRPG怪物図鑑では、よりモンスター的にデザインされています。
しかし、以前、ソタトイズから発売されたニャルラトホテプはスバラシイ!
クトゥルーに通じるタコのイメージを見事にニャルラトホテプのデザインにつなげています。
そしてポールコモダ氏による独特のデザインでゲッコーから発売されたのがコチラ。
まさにSAN値が下がります。
烏珠の闇夜も響むマガマガさ
参照
「クトゥルフモンスターガイド」1989年 ホビージャパン
「クトゥルフ神話TRPG クトゥルフ神話怪物図鑑」2016年 (株)KADOKAWA
「金子一馬画集Ⅷ」2019年 (株)新紀元社