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マガマガしいもの紹介

第10回 特集 ゾンビーズ

 みなさんご存知、ゾンビーズです。

ゾンビーズは1987年におもちゃメーカーのマテル社により発売された、スライムを中に入れて押し出すことにより、モンスターの姿がスライムまみれでより禍々しくなるおもちゃのシリーズです。
 その主なものを紹介します。

第一弾

ダンキュラ。
見た目どおりドラキュラがモチーフ。ムカデが付属品として付いてきます。


カミカミン。
見た目どおりミイラ男がモチーフ。名前は口が大きく、噛みそうだからでしょうか。付いてくる付属品は内臓。


ミステリアン。
おそらく1982年の映画、遊星からの物体Xジョン・カーペンター監督の冒頭に出てきたものがモチーフではないかと。宇宙人の話なので、名前が地球防衛軍に出た宇宙人のミステリアンになったのでしょうか。小さい人?が付属品として付いてきます。


エメリウム。
腹部から謎の生物が出るかたちになっていますので、エイリアンがモチーフかと。手を頭にあげているところから、ひたいに手をあててビームを出すウルトラセブンエメリウム光線から名付けられたのでしょうか。謎の生物が付属品。


ゼイム。
せむし男がモチーフかと。名前もセムシをもじったのでしょうか。付属品は頭蓋骨です。


グリアン。
一番ゾンビらしい姿。目が無くなったりしますので、死霊のはらわたや魔鬼雨あたりがモチーフかな?名前は目玉をグリグリするから?目が付属品になっています。

第二弾

ゴニカミ。
死神がモチーフ。名前は4から5にパワーアップ?グリアンと同じく目が付属品になっています。


デカタイド。
サイクロプスがモチーフ。サイクロプスは大抵大きい身体なので、デカタイドという名前になったのでしょうか。付属品はサソリです。


バンパルフ。
ウェアウルフ(狼男)がモチーフ。名前はバンパイアと混ぜた?狼の頭蓋骨が付属品です。


キョンピー。
キョンシーがモチーフですね。名前もちょっともじっただけですし。付属品は蝶々。


タランケン。
フランケンシュタインの怪物がモチーフですね。名前は、イメージどおりちょっと足りない感じです。首のネジが付属品です。


カイギョジン。
半魚人がモチーフですね。海にいるのでカイにした?シーラカンスが付属品です。

第三弾

ゴーグレイ。
見た目どおり、聖飢魔IIデーモン小暮閣下がモチーフ。名前も小暮をもじってます。付属品はゼノン石川似の本体ですかね。


司祭ドロル。獣のような口が付属品になっています。


ゾンビーズナイト。ナイトにかけて、口のアンモナイトが付属品です。


ガムリアン。
エイリアンがモチーフですね。2つ目の口が付属品になっています。


そして、冒頭にも掲載していますが、ゾンビーズヘッドと悪霊の館。ギミックとして、スライムを口から大量に流すことができます。

さて、ここまで紹介した他にもまだキャラクターの予定があったらしく、それがゾンビーズシールに掲載されています。

表面。エメリウムのデザインが若干違っているのが気になります。

裏面。
ジェイソンをモチーフにしたゲルコン、グレムリンをモチーフにしたゴレムジン、メドゥーサをモチーフにしたメルゴーンがデザインされていますが、商品化はされなかったようです。

さらに、当時の人気の高さからガシャポンでも商品化され、ややデザインの変わったそれぞれのキャラクターの他、オリジナルキャラクターとして、キングデビラー、キカーン、グニャグニャの3体が登場しています。
これらをモチーフにしてその後、ゾンビーズリバイブでキングデビル、キケーン、グニグニとして商品化されています。


キングデビル。
付属品は芋虫?蛆虫?


ケーン
付属品は内臓。


グニグニ。
目の部分が付属品になっています。

このゾンビーズシリーズは、二頭身のデフォルメとは言え、子ども向けとは思えないグロテスクなデザインで作られており、80年代のホラーブームの凄さを感じることができる素晴らしいオモチャです。

最後に悪霊の館で集合写真!

烏珠の闇夜も響むマガマガさ