みなさんご存知、ソロモンの72柱の悪魔、序列10位のブエルです。
プランシーの地獄の辞典より。
ブエルは、人馬宮のシンボルまたはヒトデの姿とされていますが、地獄の辞典では、星か車輪のような五本の脚を持ち、自ら転がりつつ前進する、と説明され、同書の挿し絵でライオンの頭に五本のヤギの足を周りに持つ姿で描かれています。
アスタリスクの姿とされる場合もあり、多くは五芒星を暗示した姿だと言えます。
ブルトンによる地獄の辞典の姿が非常に印象的ですので、ブエルが描かれる時はその姿がほとんどのようです。
悪魔事典のブエル
天使・悪魔・妖精イラスト大事典EXのブエル。
図解大事典 悪魔・天使・精霊のブエル。王冠や首飾りで装飾され、大悪魔の威厳がうかがえるデザインです。
大迫力世界の天使と悪魔大百科のブエル。
回転しながら移動している様が描かれています。
ロードオブヴァーミリオンのブエル。足が甲冑じみてカッコいいです。
ゲームではファイナルファンタジーⅧに登場しています。
FF8のブエル。足が羽になり、しかも五本ではなく六本。ちょっとイメージと離れていますが、構図は似せています。
女神転生シリーズではif…と偽典に登場。
真・女神転生if…のブエル。中心の顔が人間になっています。五芒星のペンダントをしているのがニクいですね。
偽典女神転生のブエル。ヒトデ型で同シリーズのデカラビアのようなデザインですが、血管が浮き出たデザインは素晴らしいです。
漫画では、「よんでますよ、アザゼルさん」に登場。
人間の身体に頭としてブエルがつくデザインが面白いです。
また、「ゲゲゲの鬼太郎」にも登場しています。
ゲゲゲの鬼太郎のブエル。
腕を取り替え、人間を自分の配下の悪魔に変える悪魔として登場していますが、人間バージョンの時はロンパリのオッサンという設定でした。インパクトはありましたが、大悪魔の扱いとしてはなかなかです。
ゲゲゲの鬼太郎での人間の姿のブエル
最後にデモンズクロニクルで立体化されたブエル。
インパクトあるその姿が見事に表現されています。
立体なので、気になる裏側も見ることができます。予想どおり?
烏珠の闇夜も響むマガマガさ。
出典
「地獄の辞典」コラン・ド・プランシー 1990年 (株)講談社
「別冊宝島スペシャル 天使・悪魔・妖精イラスト大事典EX」2011年 (株)宝島社
「図解大事典 悪魔・天使・精霊」2019年 (株)新星出版社
「大迫力世界の天使と悪魔大百科」2019年 (株)西東社
「ファイナルファンタジーⅧアルティマニア」1999年 (株)デジキューブ