みなさんご存知、ソロモンの72柱の悪魔、序列第3位のヴァッサゴです。
新紀元社の悪魔事典より。フードを被り、正体のわからない様を表しているのがミステリアスでステキなデザインです。
ヴァッサゴはヴァサゴ、ヴァサゴーなどとも呼ばれ、アガレスと同じような性質を持つとされています。
その姿について伝えられるものは無く、そのためにあまり描かれない悪魔です。上記の悪魔辞典のミステリアスなデザインは正鵠を得ていると言えます。
しばしばアガレスと同じくワニに乗った姿が描かれることがあるようですが、これは性質が同じとされているためと考えられます。
悪魔王国の秘密では角が3つの悪魔的デザインでルキフグスのようになっています。
悪魔王国の秘密のデザイン。
図解大事典悪魔・天使・精霊では、女性悪魔がワニに乗った姿で描かれていました。
図解大事典悪魔・天使・精霊のデザイン。
描かれたものを探してもなかなか見つからないキャラで、悪魔紹介ゲームである女神転生シリーズにも見当たりません。有名どころではファイナルファンタジー(以下FF)Ⅲに登場していました。
大トカゲの頭にコウモリの羽、全身にはコケが生え、分列して増える特徴があるキャラとして設定されています。
FF11にも登場し、3の影響かトカゲ頭やコウモリ翼など姿は似ています。さらに大きな鎌を武器に持つようになったようです。
FF14にも登場していますが、そちらはガーゴイルの派生でデザインもほぼ同じです。
FFのヴァッサゴはオリジナルデザインではありますが、非常に悪魔的デザインでステキです。
烏珠の闇夜も響むマガマガさ。
出典
「ファイナルファンタジーⅢ 第3巻完全攻略編㊦」1990年 NTT出版(株)
「図解大事典 悪魔・天使・精霊」2019年 (株)新星出版社
「悪魔王国の秘密」1987年 (株)立風書房